これまでLINEは上場を見送ってきた経緯があり、上場報道に振り回された投資家も多いのではないかと思いますが、先日10日、ついに上場承認が発表となりましたね。
来月15日に東証に、現地時間14日にニューヨーク証券取引所に上場となります。
東証1部か2部かはまだ発表されてませんが、この規模は東証1部でしょう。
何だか延び延びになり、やっと上場かというイメージがありますが、LINEのサービス開始となった2011年6月23日から5年1カ月での上場となります。
米ツイッターが7年8カ月、米フェイスブックが8年3カ月と考えると、かなり早い上場と言えるのかもしれませんね。
【IPO】LINE 今後のスケジュール
仮条件 | 06/27 |
BB期間 | 06/28-07/08 |
公募価格 | 07/11 |
申込期間 | 07/12-07/13 |
払込期日 | 07/14 |
上場日 | 07/15 |
今後の上場スケジュールは上記のようになっています。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)に新規株式公開(IPO)する米預託証券(ADR)の仮条件が25~28ドルになる見通しと発表されたことが報じられていましたが、仮条件は想定価格2,800円を上限に出来れば設定して欲しいものです。
【IPO】LINE 主幹事証券、引受証券等
主幹事証券が野村證券で引受証券が三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券、みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券、SBI証券、東海東京証券、マネックス証券となっています。
BB期間が6月28日から7月8日までとなっているので、少しでも当選確率を上げたいと思われている方は各証券会社から抽選に申し込めるようにしておきたいとこですね。
公募については国内募集株式数13,000,000株及び海外募集株式数22,000,000株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は公募総数の範囲内で、需要状況等を勘案の上、公開価格決定日(2016年7月11日)に決定する予定のようです。
また、オーバーアロットメントによる売出しが5,250,000株となってますが、国内1,950,000株及び海外3,300,000株を上限として行われる場合があるようです。
※海外募集及び海外オーバーアロットメントによる売出しについて、投資家は、その選択により株式に代わる米国預託株式(ADS)の証拠証券たる米国預託証券(ADR)の交付を受けることができます。
グローバルオファリング(海外募集)を実施すると考えると、国内割当分は思ったより少ない印象ですね。
【IPO】LINE 初値予想
【IPO】LINE詳細ページ下部にてご投稿頂いた皆様の初値予想を見る限り、そこまで初値高騰となることはなさだけど、ある程度のプラスは期待出来るのではって感じですかね。
想定価格2,800円での時価総額が5879.77億円ほどで、吸収金額は1127億と、2016年度で最大規模のIPO案件とみられていますが、国内で6070万人、日本の人口の半分ほどがアプリ「LINE」を利用していると考えると、話題性は申し分ないですし、抽選に申し込む人はいくらでもいそうな気がします。
しっかり準備して上場申請をしているのではと思いますし、公募割れの心配はしなくて良さそうな感じですかね。
【IPO】LINE 業績面、成長性など
LINEの株主に帰属する当期純利益(2015年12月期 連結)を見ると75.81億ほどの赤字となっていまが、売上収益は堅調に伸ばしていますね。売上収益(2015年12月期 連結)は1206.69億ほどって凄いですね。
LINE 公式アカウント、LINEスポンサードスタンプ、スポンサードテーマ、LINEポイント、LINE@、LINE ビジネスコネクト、タイムライン広告、コンテンツ・ベースの広告等のLINE広告が売上高の35%ほど。
LINE GAME、LINE PLAY、LINE マンガ、LINE MUSIC、LINEバイト等のコンテンツ事業も売上高の35%ほど。
トーク、スタンプ、タイムライン、着せかえ、無料通話、LINE Out等のコミュニケーションが売上高の22%ほどとなっており、その他にLINE Pay、LINE FRIENDS、LINE Mobile、スタートアップ投資なども行っています。
最近人気のスマホアプリ「ディズニーツムツム」もLINEのゲームですが、色々やってますね。
急成長してきたアプリ「LINE」の利用者数の増加は鈍化傾向にあるようですが、国内で6070万人も利用していたら、これ以上一気に伸びるって感じではないかもしれませんね。
LINEは売上高の7割程を国内で獲得しているようですが、月間アクティブユーザーの4分の3近くが海外の利用者のようなので、いかに海外での売上を伸ばしていけるかどうかって感じでしょうか。
しかしながら海外市場もフェイスブックの「ワッツアップ」や中国の「微信(ウィーチャット)」など大手競合がひしめく中でユーザーを増やしていくのはなかなか難しそうですね。
チャットアプリはみんなが使ってるから使うというのがあると思うので、一度ネットワークが出来ると他に移りにくいのではって気がします。
【IPO】LINE関連銘柄を再度狙うとしたら?
これまで上場観測が出るたびにLINE関連銘柄が盛り上がりをみせてきていますが、LINE上場承認が発表となり、今は出尽くし感から売りが強い印象ですね。
もう上場観測が最初に出た時のような賑わいはなさそうな気がしますが、再度狙うとしたらLINE上場が迫るにつれ物色が強まってきそうならって感じでしょうか。
主なLINE関連銘柄は?
6094 フリークアウト
2489 アドウェイズ
3661 エムアップ
4644 イマジニア
3815 メディア工房
3678 メディアドゥ
3627 ネオス
3622 ネットイヤーグループ
2497 ユナイテッド
3843 フリービット
4824 メディアシーク
4819 デジタルガレージ
4784 GMOアドパートナーズ
3662 エイチーム
3770 ザッパラス
3031 ラクーン
主なLINE関連銘柄は上記銘柄でしょうか。
LINEと業務提携をしている関連銘柄は多いですが、LINEと資本関係にある銘柄はないようです。
他にもLINE関連銘柄は色々とありますが、昔のようにLINE関連銘柄が一気に上げるお祭りみたいな感じはなさそうな気がしますね。
9468 カドカワ
7844 マーベラス
4751 サイバーエージェント
4716 日本オラクル
3664 モブキャスト
2352 エイジア
2402 アマナ
2432 ディー・エヌ・エー
3092 スタートトゥデイ
3632 グリー
3656 KLab
上記もLINE関連銘柄とされてますが、もうほんと関連性どうこうより各社の業績見通しなどをしっかり見てって感じじゃないでしょうか。
関連銘柄への物色が強まる傾向としては、LINE関連報道が出たり株情報サイトなどで取り上げられたからというのがあると思います。
なので、LINE関連銘柄の動向に上手く乗りたいと思う人は、日本経済新聞やロイターなど株関連ニュースを配信しているメディアや、業界で著名な人が顔を出している株情報サイトなどをチェックしておくといいと思います。
LINE関連銘柄など旬な銘柄情報に強そうなサイト
株プロフィットは相場の福の神として有名な藤本誠之さんのコラムを掲載していたりラジオスポンサーも務めている株情報サイト。
これまで藤本誠之が急騰株やテーマ株を上手く取り上げてきていることを考えると、株プロフィットがLINE関連銘柄を取り上げることで物色が強まるということもあるのではって気がします。
株マイスターはYahoo!ファイナンスの株価予想で予想を出している、小野山功さんや、本村健さんが金融コンサルタントとして着任している株情報サイト。
藤本誠之さんはYahoo!ファイナンスの株価予想で勝率1位になったことから有名になったのではと思いますが、小野山功さんや、本村健さんも結構凄い実績を残している人だと思います。
もう業界長いサイトなので知ってる人も多いのではと思いますが、まだ配信情報を見ていない人は無料銘柄の推移からでも見てみた方がいいと思います。
ファーストリッチは証券会社で勤めていた人達が集結しているサイトのようですが、やはりキャリアがある人達が集まっているからかテーマ株に強い印象です。
無料銘柄でもとんでもない上昇となったりするので試しにでもチェックしてみることをオススメ。
各サイト面倒な手続きは一切なく、メールアドレスを登録するだけで個別銘柄情報や株関連情報を入手出来るので、株情報サイト用のフリーアドレスを作って配信登録をしておくと、旬な情報を日々配信してもらえて便利だと思います。
株は結構“情報が命”ってところがあると思うので、相場への影響力がありそうなプロの情報は見逃さないようにしっかりチェックしておきましょう!(`・ω・´)
それでは皆様、利益に繋がりそうな情報を要領良く集め、明日も慎重に後悔のないトレードを!!